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2008年01月11日

フィギュアスケートの考察 その1 〜 詳細なスコアを見てみよう・技術点 〜

 先日行われた全日本選手権のスコアをシロートなりに
少し詳細に見てみようという話です。

まー 作表するのも相当メンドイのでね、接戦だった女子シングルの上位2人のフリーの技術点のみについて以下に表にしてみました。

フリーの技術要素は13項目。 その内容も決められており、違うコトをやっても点数にはなりません。 で この技術要素ごとに難易度に応じて与えられる点数が決まっていまして、それを基礎点といいます。 んでその技の出来具合いによって基礎点に加点・減点が行われ、得点が決定されるというワケです。


ではまず、浅田真央選手から。

総合1位 浅田真央  
ショート 技術点 41.40 構成点 31.52 合計 72.92 1位
フリー  技術点 70.25 構成点 62.16 合計132.41 2位
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
               総合得点 205.33 1位

  技術要素         基礎点 加減点 得点
・(ジャンプ)1アクセル    0.8  +0.0  0.8
・(コンビネーションジャンプ)
   3フリップ+3トゥ    9.5   -0.2  9.3
・コンビネーションスピン
  足変え無し レベル4    3.0   +0.9  3.9
・(ジャンプ) 3ルッツ    6.0   -1.0  5.0
・フライングシットスピン
  レベル3          2.3   +0.4  2.7
スパイラルシーケンス
  レベル4          3.4   +1.0  4.4
・(ジャンプ) 3ループ    5.5*  +1.2  6.7
・(コンビネーションジャンプ)
   3フリップ+3ループ  11.55*  +1.2  12.75
・(コンビネーションジャンプ)
2アクセル+2ループ+2ループ 7.15*  +0.8  7.95
・コンビネーションスピン
  足変えあり レベル4    3.5  +0.3  3.8
・ストレートラインステップ
  レベル3          3.1  +1.0  4.1
・フライングコンビネーション
 スピン レベル4       3.5  +0.5  4.0
・(ジャンプ) 2アクセル   3.85* +1.0  4.85

  合計            63.15 +7.1  70.25

 ※ *マーク・・後半のジャンプは基礎点が1.1倍になる
 ※ レベル ・・技の難易度 レベル4が最高

一番上の”(ジャンプ)1アクセル”とあるのが 本来3アクセルだったハズがすっぽ抜けてシングルになってしまった失敗ジャンプですね。 3アクセルであれば7.5点の基礎点なのでココで大きく取りこぼしていることになります、一応。


では続いて安藤美姫選手のスコア。

総合2位 安藤美姫  
ショート 技術点 38.24 構成点 30.44 合計 68.68 2位
フリー  技術点 72.70 構成点 62.80 合計135.50 1位
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
               総合得点 204.18 2位

  技術要素         基礎点 加減点 得点
・(コンビネーションジャンプ)
  3ルッツ+3ループ     11.0  +1.6  12.6
・(ジャンプ)3サルコウ    4.5  +1.4  5.9
・(ジャンプ)3フリップ    5.5  +1.0  6.5
・コンビネーションスピン  
  足変え無し レベル4    3.0  +0.5  3.5
・スパイラルシーケンス 
  レベル4          3.4  +1.0  4.4
・(ジャンプ)3ループ     5.5*  +1.6  7.1
・(ジャンプ)3ルッツ     6.6*  +1.4  8.0
・(コンビネーションジャンプ)
 3トゥ+2ループ+2ループ  7.7*  -0.8  6.9
・(コンビネーションジャンプ)
  2アクセル+2ループ    5.5*  +0.4  5.9
・フライングシットスピン  
  レベル2          2.0   +0.2  2.2
・ストレートラインステップ  
  レベル3          3.1  +0.9  4.0
・コンビネーションスピン  
  足変えあり レベル1    2.0  +0.7  2.7
・フライングコンビネーション  
 スピン レベル3       2.5  +0.5  3.0

  合計            62.30 +10.4  72.70

いくつかスピンでレベル1〜2の判定になってますね。観ててもかなりスピンの軸がズレている箇所がありましたけど。。  
ちなみに彼女の大技4サルコウジャンプは9.5の基礎点。コレを上表の3サルコウに差し換え、スピンが全て本来のレベル3〜4になれば 総合計点でも浅田選手と互角以上に争える力があることがわかります。


さて・・ 実はココからが本題なのですが 上表で”加減点”としている項目、正式にはGOE(Grade of Execution)と表記されますが 素直に訳せば”達成度”とか”完成度”の意味合いでしょうか、ココがなかなか面白そうなのです。^^ 
よく解説者が”プラスの評価が得られますね〜”とか”マイナスが付いてしまいますね〜”とか言ってるのはこのGOEの事なのですね。 上位の選手はこのGOEを合計10点〜それ以上に稼いできます。(GOEは1項目につき−3〜+3の加減)
で なにが面白そうかというと このGOEは単なる見た目の”技の完成度”だけではないらしいというのが面白そうなのですね。
例えば浅田真央の3アクセル。普通に考えれば基礎点が7.5でコレが仮に上手に飛べたとしてGOEが+1.0くらい、合計8.5くらいのハズなのですが、彼女は3アクセルの直前にステップを踏んで技に入ることがありその場合、GOEは2.0〜2.5くらいになるのです。(と 合計9.5〜10.0になる。)

浅田真央のライバル ヨナ・キムがレイバック・イナバウアーからコンビネーションジャンプに入りますが、コレもGOEを稼ぐ為の工夫ですね。
とゆーか そもそも本家の荒川静香のイナバウアーが 単体では点数にならないけどジャンプのGOEを稼ぐために役立ったとゆーモノで おそらく現在の採点方法では最初の、”単体では点数にならない技”と”GOE”を結びつけた典型的な成功例となったように思うのです。
最近はジュニアの選手がレイバック・イナバウアーをやるのをよく目にしますが、コレは荒川静香に対するトリビュートという意味もあるかもしれませんが、イナバウアーでGOEを稼ぐというひとつの最近のスケート流れに乗ってのことだろうと思います。
男子の選手でも最近”バレエジャンプ”とかの”単体では点数にならない技”をちょくちょく見かけるようになりました。 スピンも順回転の後に逆回転のスピンを付加する選手も出てきましたね。 これらもこの”イナバウアーとGOE”の流れに絡んでのことではないかと勝手に推察しております。

(シロートの勝手な考えですので 間違ってたらゴメンなさいね。)



興味がおありの方は下記よりジャッジスコアをDLしてみてください。
http://www.skatingjapan.jp/National/2007-2008/fs/national/J/index.htm


Links
  ・http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/
  ・http://figureskating.weblogs.jp/

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デジカメを買いました。 中古ですけど 今まで使ってたのよりは遥かに高性能・高機能です。

camera.JPG

上段のが今回買ったヤツ、右のがこれまで使ってたヤツ、左のが最初に買ったヤツです。
正面に鏡を立て、セルフタイマーで鏡像を写して画像ソフトで反転させたのですね。^^
どのカメラで撮ってるか判ります??

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モーリタニアの政情不安からパリダカが中止だそうで、参加予定だった方々は大変でしょうねぇ。  代替えレース案もあるようだけど。。




posted by Ribbonの弟子 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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